階段昇降機を設置するまで。

階段昇降機はどのように選んだらよいか? その3

 階段昇降機を必要としている方或いは関係するお仕事をしている方
に役立つ情報を提供したいと考えています。

前回までは、階段昇降機をお使いになる方はどのような方か?
という事についてお伝えしましたが、今回からは以下のテーマでお伝
えして行きます。

 「階段昇降機を設置する場所はどのような場所?」

 先ず前提となる事柄をお伝えしたいと思います。

それは、「階段昇降機はエレベーターと同じ扱いです。」
重要なのでもう一度!
    「階段昇降機はエレベーターと同じ扱いです。」

 勿論構造や大きさや細かい設置基準などは違いますが、人を載せて
階から階への移動を行なう点においては、法律上同じ扱いを受けると
言う事です。

 確か十数年前までは、遊園地の遊戯施設と同じくくりになっていま
した。でもその頃から昇降機としてエレベーターとほぼ同じ扱いでした。

 ですから規模は違っても、設置する場所や設置方法については明確に
決められているのです。

 特に最近ではエレベーターの事故が問題になっており、階段昇降機も
その影響で安全基準や管理の仕方や点検などについてチェックを受ける
事も多くなっているようです。

 ここまでが階段昇降機に関係する一般的にあなたがあまり知らないと
思われる前提のお話しです。

 それでは次回から、実際に「設置する場所」についてお伝えして行き
たいと思います。

階段昇降機を設置するまで。

階段昇降機はどのように選んだらよいのか?その2

 階段昇降機についてあなたに分かりやすくお伝えしたいと思います。

 前回階段昇降機をどのように選んだらよいかの、三つのポイントを
お伝えしました。

 今回からはそのポイントの一つ一つを詳しく見て行きたいと思います。

その1.階段昇降機にお乗りになるのはどのような方?

 これはかなり漠然とした質問ですね。

 では大きく二つの分類をしてみましょう。

 A:階段昇降機を御自分で操作して乗る事が出来る方。

 B:階段昇降機に乗るには、どなたかの助けが必要な方。

これがとてもシンプルですが、使い方を明確に出来るポイントになります。

 Aの方を見てきますと、特に日常生活を送るのに大きな問題は無いけれ
れども階段の昇り降りが難しくなってきた方・・・ということが出来ると
思います。

 この方の場合、考える事は体の大きさや特徴(身長だけでなく座った時
の背中から膝頭までの長さなど・体重・体の厚みなど)を確認して問題無
く使用することが出来るのかを検討します。

 また、御自分で操作及び乗る事が可能な方の場合でも、片方の足・脚や
手・腕などが弱かったり一部不自由な場合がありますのでこの点を充分に
考慮する必要が有ります。

 次にBの方についてみて行きたいと思います。

 階段昇降機に乗るためにどなたかの手助けが必要な場合、先ず一番の
問題は階段昇降機の椅子に座る事が可能かどうかです。これは車椅子を
使っているいないという事ではありません。

車椅子を使っている方は、当然階段昇降機の椅子に移乗する際介助が
必要になると思われます。

 しかし、必ずしもそれだけでは有りません。片方の足や脚が麻痺など
に近い症状があっても何とか杖を使って、自力で歩いてる方もかなり
いらっしゃいます。

 その方が階段昇降機に乗る場合は、昇降機の椅子に付いている足載せ台
に足を乗せていることが出来るかどうか?この判断が必要になります。

 階段の幅が広くて1mもあれば問題はないかと思いますが、一般的な
階段の幅ですと脚を曲げられない場合乗り方を変えないと使うことが出
来ません。

 次に車椅子の方の場合、通常の車椅子で座位が普通に保てる方は問題
有りませんが、座位が上手く保てない方の場合には検討が必要です。

 体が前にズレてしまうのを防止する、或いは頭がグラつくのを防ぐ方
や補助する何かを取り付けないと使えない可能性が高いからです。

 これらの問題をクリアしてから、Aの方と同じように体の大きさや特徴
を考慮して選んでいく必要が有ります。

 更にBの方の場合には忘れてはいけない点が、もう一つあります。

 それは一体誰がその方を手助けするのか?

 実はこれも誰が使うのかの誰に相当します。Bの方にとっては自分と介助
してくれる方は二人でワンセットなのです。自力で乗れない方にとっては、
介助者が誰であるかは大変重要なポイントとなります。

 若い屈強な男性が介助するのと、体力の無い女性が介助するのとでは大き
く違ってきます(少し極端ですが)。

 ここまで考えてくると、

 階段昇降機にお乗りになるのはどのような方?

 と言う問にかなりの部分まで答えてきた事になります。

ここからそれぞれの方のご要望や不安な点などを検討して行けばよいと思います。

 それでは次回はポイントの2番目についてお伝えしたいと思います。



 

階段昇降機を設置するまで。

階段昇降機はどのように選んだら良いのか?

 階段昇降機はどのように選んだら良いのか?

 シンプルですが、実は奥が深い問いです。

 以前に階段昇降機の選定基準について、書かせてもらいましたが
あの内容はわたしが不特定多数の方向けに書いた事であって今この
記事を読んでいるあなたに特定して書いた場合違ってきます。

 
 その違いは数え上げると幾つかありますが、主なものでは以下の
内容になると考えられます。

その1.階段昇降機にお乗りになるのはどのような方?
 ご高齢の方なのか比較的お若い方なのか、男性の方か女性の方か、
身体が大きな方か小柄な方か・・・これらの違いは選定に大きな影響
を与えます。更に介助が必要なのかそうでないのか?
 お乗りになる方によって選定内容も変わってきます。

その2.階段昇降機を設置する場所はどのような場所?
 次に階段昇降機そのものを取り付けようとしている場所の問題が有
ります。階段昇降機は構造や規模が違いますが、実はエレベーターと
同じ扱いになっています。場所によっては届出が必要になる場合もあ
ります。また、お家の中に設置する場合と外に設置する場合は勿論選
定基準が違います。

その3.階段昇降機をお使いになる方が、何処にいらっしゃるのか?
 これは一体何の事を言っているか、理解できない方もいらっしゃると
思いますが以下のような事です。
 階段昇降機は椅子に座って階段を上下する機器ですから、エレベーター
のようにかごの中に閉じ込められてしまう事はありません。
 しかし、万が一故障や或いは使い方を誤って壊してしまった場合など
直ぐに修理してもらわないと大変困難な状況になってしまいます。
 そのためには、あなたのお住まいになっているところに直ぐに来て
修理をしてくれるかどうかを選ぶ基準に加える事をおススメします。


 階段昇降機を日本で販売している会社は幾つかありますが、以上の
3点を選ぶ時には検討して選ぶ事をお薦めしたいと思います。

 それぞれの階段昇降機には各社の特徴が有ります。決して全ての方
に対して万能な機器などありません。

 先ずは問い合わせする時に、先の3点を目安に疑問に思ったり対応
してくれるかどうかを訊いてみて欲しいと思います。

 場合によっては何社か問い合わせる事になるかもしれませんが、
納得の行くまで確認してから具体的にお話しを進めたほうが良いと
思います。
 

コラム

2011年 国際福祉機器展を終えて 

 階段昇降機を国際福祉機器展でも、三日間紹介させてもらいました。

今年の機器展を終えての感想と、これからの展望というか課題について

あなたと共に考察して行きたいと思います。

 今から10年程前の機器展と、今の機器展とはどのように変化してきて

いるでしょうか?


 実はわたしも途中何年間か離れていた時期があるので、全てを時系列で

見てきたわけでは有りません。

 ただ、もしかすると全てに参加してきた方の方が、見えにくい部分がある

かも知れないと思います。何故なら年一回といっても一年後との変化は、

微妙な僅かな違いだからです。

 しかし、これが4年或いは5年も間が空くと、その違いはある程度実体と

して明確に感じることが出来ます。

 わたしが戻って来て最初のこの展示会で一番に感じたことは、

「既に一般の方向けの展示会では無くなった。」と言う事です。

もともと世界の主要な介護・福祉に関連する企業の見本市的な展示会でした

が、15、6年前のこの展示会には、まだまだ一般の方が多く来られていま

した。それも情報を集めるためではなくて、モノを自分の目で見て実際に購入

するためです。

 理由はとてもシンプルで、まだまだ情報自体が極端に少なかった事が上げら

れます。つまり階段昇降機が一体どういうものなのか、誰も知らなかった時代

の展示会だったわけです。

 その後公的な展示スペースもあちこちに出来て、メーカー・販売会社もPR

活動を精力的に続けた結果一般の方もかなりの情報を得られるようになりました。

 それは地元の建築会社・設計会社・介護福祉関連の会社などからです。

更にインターネットの普及により、自宅にいながら画像や動画でどのような物か

見ることが出来るようになって今があります。

 いまや機器展の役割は、だた認知してもらうというポジションから変わりつつ

あるようです。

 それは「プロがプロたるための展示会。」と言う事なのだと思います。

今扱っている製品やサービスが今後どのような進化発展を遂げるのか?その方向

は果たして自分の行なっている事業やサービスとマッチするものなのか?

 そもそも自分が今後進みたい方向は、業界や世の中が進もうとしているその

向きと合っているのかどうか?

 もっと簡単に言うと、これから世の中はどうなって行くのか?

 この普遍的なテーマを考えるヒントを与えてくれる場であると言えます。

何故なら高齢化社会は、人類共通のテーマだからです。

ネット社会になる以前は、わたしもあまり考えていなかったことですが、

少し考え方を改めなくては・・・と思っています。

いまや情報は世界の何処にいても、それを欲しいと望む意志さえあれば

ある程度手に入るのですから。

 しかし、あくまでそれは二次情報であって、肌で感じるものではありま

せん。ある意味フィルターを通して得られるものです。

 自分の意思決定を左右する生の情報は、実際に自分の足で歩いて得る

べきだと思います。そして、それを自分なりに検証していく作業が当然

必要になってきます。

 今回わたしが展示会で得た一次情報は、わたしのフィールドに落とし

てみて自分なりに検証していきたいと思っています。

 国際福祉機器展は、このような情報収集と発信の場になっているようです。

階段昇降機を設置するまで。

階段昇降機を使う人について その3

 階段昇降機を使う人について連続でお伝えしています。


 障害等を持っていて使われる方、ご高齢で足腰が弱ってきて

使う方がいるのはあなたも分かると思います。


 それ以外に使う方といえば、「ケガをした方」です。

 前回もお伝えしたように階段の昇り降りは、想像以上に足や

腰に負担を掛けるものです。特に降りは体重がそのまま掛かる

形になるため、経験してみないと分かりません。


 試しに行なってみて下さい。片足を完全に動かなくして階段を

降りる行為を・・・。


 私たちは機器を開発する前に、身体が不自由な方や高齢の方

の各症状を擬似体験できる装具を全身につけて自社の機器を使

ってみて、その使用感や実際の使い勝手などを検証します。


 そこまで出来なくても、片足で階段を降りることがどれ程

危険で困難を伴うかはちょっと試せば分かります。


 以前にもお伝えしましたが、お母さんのために設置した

階段昇降機を、自分が足を骨折したために使うことになった方

がいました。ギブスが取れるまでの一ヶ月半ほどの間、その方

は階段昇降機を使い続けました。


 それこそ情けは人のためならず・・・ですね。

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